『ラシード史』について
Tarikh-i-Rashidi(ターリフ・イ・ラシーディー)
作品概要
『ラシード史』(Tarikh-i-Rashidi)は、16世紀のティムール朝・ドグラト部族出身の君主であり歴史家でもあったミールザー・ムハンマド・ハイダル・ドグラト(1499/1500–1551)が、カシミール滞在中に著した歴史書です。モンゴル帝国、ティムール朝、そしてカシュガル・天山南路一帯(現在の新疆西部)の動乱の歴史を、著者自身の経験と一族の記憶を交えて叙述した、中央アジア史・西域史研究にとって不可欠の一次史料です。本書は「第一篇(第一部)と第二篇(第二部)」から構成され、第二篇には著者の生涯と時代の記録が詳述されています。
本デジタル版の特徴
英語原典と完全対訳
段落ごとに英語の原文校訂テキストと日本語全訳を対比して閲覧できます。日本語訳をクリックすると、対応する英語原文が左から右(LTR)のレイアウトで直下に表示されます。
原本注釈のポップアップ
英語原文中の注釈番号(※n)をクリックすると、N. Elias による編者注・学術脚注がポップアップ表示されます。注釈はページ末尾の一覧からも確認できます。
統合された用語集
本文中の人名・部族名・地名・官職名・制度名にインタラクティブなリンクが埋め込まれ、クリックすると詳細な解説が表示されます。
構成
『ラシード史』の本文を、時代と主題に沿って部・章に編成し、全章の日本語訳を収録しています。原文は英語訳(左から右)で、日本語訳と段落ごとに対比されます。
底本について
底本は N. Elias 編集・E. Denison Ross 訳による英訳版 The History of the Moghuls of Central Asia(London, 1898; repr. Patna, 1973)です。本デジタル版ではこの英語訳を校訂・翻刻し、段落ごとの対訳データ(_aligned.json)として構成しています。
閲覧のしかた
目次から各章を開くと、日本語訳が段落ごとに表示されます。訳文をクリックすると、対応する英語原文が直下に現れます。英語原文中の注釈番号をクリックすると注釈がポップアップします。章ページでは文字サイズの調整もできます。